冬至を過ぎたら始めたいヨガとセルフケアについて
冬至は一年の中で最も夜が長く、エネルギーが内向きに作用する時期です。
この日を境に少しずつ昼が長くなり、陽のエネルギーが増していきます。
日本の古くからの言葉である「一陽来復」は、冬至を過ぎて新しいエネルギーが流れ始めることを指し、暗い時期を超えて明るい未来が訪れる象徴とされています。
この節目を機に、私たちの心と体も新しい流れに合わせて整えることが大切です。
冬至を過ぎたら、まずは体を温め、柔らかくするヨガを取り入れてみましょう。寒さで凝り固まりがちな筋肉や関節をほぐすことで、エネルギーの流れをスムーズにすることができます。
おすすめのポーズは「太陽礼拝」。ゆっくりと深い呼吸とともに動き、体全体を活性化させます。この一連の動きは、陽のエネルギーを取り入れるの最適です。
また、「捻り系」のポーズも効果的です。座った状態で体をねじるポーズ(例えば「アルダ・マッツェンドラ・アーサナ」)は、内臓を刺激し、デトックス効果を高めるだけでなく、内側から温かさを生み出します。
ポーズの後は、深いリラクゼーションで心を落ち着け、陽のエネルギーに意識を向けましょう。
さらに、この時期は心のケアも重要です。冬から春にかけての移行期は、不安定な感情が出やすくなります。
毎日の感謝や目標を書き留めることで、前向きな気持ちを育む習慣をつくりましょう。
冬至を過ぎて増していく陽のエネルギーは、新しいスタートのエネルギーでもあります。
小さな一歩を踏み出し、心と体を整えることで、より健やかでポジティブな一年を迎えていただきたいと思います。
めぐりヨガ