心を込めて【合掌】を。

お盆が過ぎ、秋の気配を感じられる季節へとめぐってきましたね。
これまでの期間、【合掌】(両手のひらを胸または顔の前で合わせる仕草のこと)を何度もされたことだと思います。
原爆投下日、終戦記念日では黙祷をささげ、
お盆では、お墓や御仏壇の前でご先祖様にご挨拶をされたかと思います。

私達が、今ここにいることができるのも、ご先祖様が生き抜いてきてくれたからです。
数えきれないほどの命のつながりを感じることができた期間ではないでしょうか。


改めて、【お盆】の意味はご存知でしょうか。

お盆の時期にはご先祖様が浄土から地上に戻ってくると考えられています。
ご先祖様を家にお迎えし、ともにひと時を過ごして、ご冥福をお祈りし、先祖の霊を供養します。
実は、「お盆」は、仏教における「盂蘭盆会(うらぼんえ)」、または「盂蘭盆(うらぼん)」を略した言葉とされています。語源は、サンスクリット語の「ウランバーナ」とも言われています。



ヨガにおいて、【合掌】はアンジャリ・ムドラと言い、ヨガの本質そのものとも言われています。

神に捧げる手と不浄な手、
太陽(ハ)と月(タ)、
男と女、
陰と陽…

左手と右手を合わせる所作は、相反するものを合わせることを表しています。

ヨガのクラスでは、一般的に手を合わせて始まり、手を合わせて終わります。
昔から伝承される【合掌】を、何となく真似するのではなく、その意味を理解すると、日常生活の中での心の在り方や生き方の意識が変わっていくことでしょう。


本日も有り難い1日に合掌🙏

めぐりヨガより