春の光がやわらかくなり、心までほぐれるような季節ですね。
何か新しいことを始めたい!と前向きな気持ちになります。
しかし、何をしたらいいのか分からない、という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな風に感じるときは、まず「手放す」ことを意識してみましょう。
私たちの心や頭の中は、日々の役割やタスク、過去の出来事や思い込みでいっぱいになっていることがあります。新しいことを見つけたくても、そのスペースがない状態なんです。そんな時は、無理に何かを「始める」よりも、まず一度、立ち止まって、深呼吸をします。そして今の自分にとって不要なものや、もう卒業してもいい習慣など、心の中の「こうあるべき」をそっと手放してみましょう。
手放すことで、心に余白が生まれます。その余白があるからこそ、自分の本当の気持ちに気づけたり、やってみたいことがふと浮かんできたりします。春はそんな変化にぴったりの季節です。優しく、軽やかに、自分と向き合う良いタイミングだと感じます。
では実際に、「手放す」て、どうしたらいいのでしょうか。
それは、大きな決断をすることではありません。日常の中で、ほんの少し立ち止まって、自分自身に問いかける時間を持つことから始められます。
たとえば…
「今、何かに無理をしていないかな?」
「もう頑張らなくてもいいことを、まだ握りしめていないかな?」
「これは“やらなければ”ではなく、“本当はやりたい”ことなのかな?」
こんな問いを持ってみるだけでも、気づきが生まれます。
また、実際に手放す方法としては、
• 頭の中を整理するためにノートに思いをすべて書き出してみる
• 1日の終わりに「今日、私が頑張りすぎたことはなんだろう」と振り返る
• ヨガや呼吸を通して、体のこわばりと一緒に心の緊張をほどいていく
• 「〜しなければ」と思っていたことを1つだけ、あえてやめてみる
こんな小さな行動でも、十分な“手放し”になります。
手放すことは、サボることでも、あきらめることでもありません。むしろ、自分自身にとって大切なものを見つけるための、静かな第一歩になります。
心の荷物が軽くなると、不思議と目の前が明るくなって、自分の「好き」や「やってみたい」が、少しづつ出てきてくれます。
この春、そんな優しい時間をご自身にプレゼントしてあげてください^^