日本では旧暦10月を「神無月(かんなづき)」と呼びます。
この名前には、「全国の神さまが出雲へ集まり、国中の神社が留守になる月」という意味が込められています。
そのため、唯一「神在月(かみありづき)」と呼ばれるのが島根県の出雲地方となります。
11月の出雲は、全国の神々が集い、縁を結ぶ神聖な時期とされています。
■ 神々が集う「神在月」の出雲
出雲大社を中心に、神々をお迎えする「神迎神事(かみむかえしんじ)」から「神在祭(かみありさい)」まで、出雲では1週間以上にわたり神事が続きます。
夜の稲佐の浜では、波の音に包まれながら神々を迎える神聖な儀式が行われ、まるで異世界の扉が開かれるような空気が漂います。
出雲の地を歩いていると、風の流れや光の揺らぎにさえ「神さまがそばにいる」ような感覚を覚えます。
■ 縁結びは、人と人だけでなく、魂と魂を結ぶ
出雲大社といえば「縁結びの神」として知られていますが、ここでいう縁とは仕事、人生の転機、学びなど恋愛だけにとどまりません。
すべてのご縁が、私たちの魂の成長を導く大切な糸です。
11月は、そのご縁を整え、感謝をもって受け取るための月となります。
出雲の神々が語らうように、私たちも「心と心を結び直す」時期なのかもしれません。
■ 神無月の名残に、心を整える
現代の暦では11月ですが、旧暦では10月の名残を感じる時期。
秋の終わりとともに自然界も静けさを増し、私たちの内側も深い沈黙に包まれていきます。
日々の忙しさを離れ、自分の内なる声に耳を澄ませると、見えない「ご縁」や「導き」がふっと浮かび上がることがあります。
それは、神々が私たちの魂に語りかけている事象なのかもしれません。
■ 祈りとともに旅する心
出雲への旅は、「魂の巡礼」。
神々が集うこの季節に、祈りとともに自分自身を見つめ直す時間を持つことで、心が軽くなり、新たな出会いや流れが生まれていきます。
神在月の空気に触れることで、きっとあなたの中にも見えない糸がやさしく結ばれていくでしょう。
「神無月」の名残が漂う11月。
出雲に集う神々に思いを馳せながら、
あなたの中の神聖な静けさを感じてみてください。
それは、外の神さまではなく、あなた自身の中に息づく「内なる神性」との出会いでもあります。
出雲はめぐりヨガの木村藍と川島薫のルーツでもあります。
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