11月を、和の暦では「霜月(しもつき)」と呼びます。
その名の通り、霜が降り始めるほどに気温が下がり、自然が冬支度を整える頃。
この「霜月」という言葉には、古くから日本人の繊細な感性と、自然との深いつながりが息づいています。
霜月の由来
「霜月」は「霜降り月(しもふりづき)」が略されたものといわれます。
また、古語で「しもつき」は「食物月(しもつき)」、つまり「新穀(その年にとれた米などの穀物)を神々に捧げる月」という説もあります。
豊作を感謝し、自然とともに生きる喜びを分かち合う。
そんな祈りと感謝の気持ちが、霜月の中に込められています。
自然が教えてくれる「浄化」のリズム
この季節はまた、私たちの心や体も、余分なものを手放す季節と言われます。
霜月は「浄化」のエネルギーが高まる時期です。
一年の終わりに向かうこの時期、過去の感情や滞りを静かに見つめ直すことは、
心の大掃除のようなものですね。
ヨガでいえば、呼吸を深め、内側にたまった緊張を吐き出す瞬間と似ています。
内側を整える時間
外の世界が静けさを増すほどに、内なる声が聞こえやすくなります。
朝晩の瞑想や、温かいお茶を飲みながらのゆったりとした時間が、心と体の調和を助けてくれます。
霜月は、ただ寒さが増す月ではなく、
静けさの中で自分を清め、来る新しい季節を迎える準備をする浄化の月。
古来の人々が自然とともに生きてきたように、私たちもまた、霜月の静寂の中に身を置き、心を整える時間を大切にしてみましょう。
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