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自律神経は身体のON・OFFスイッチなんです!

自律神経は身体のON・OFFスイッチなんです!

私たちの身体は、意識していなくても常に働いている精密なシステムによって支えられています。その中心にあるのが「自律神経」

自律神経は、脳から全身に張り巡らされた神経ネットワークで、心拍、呼吸、消化、体温調節などを自動的にコントロールしています。言い換えれば、生命活動の “ONOFFスイッチ” の役割を担っているのです。

自律神経は大きく「交感神経」と「副交感神経」の二つから成り立っています。

交感神経は活動や緊張に関わる神経で、「交感神経優位」の状態になると、心拍数や血圧が上がり、血流が筋肉や脳へ優先的に送られます。これはまさに “ ON” のスイッチが入った状態で、仕事や運動、ストレスのかかる場面で必要不可欠です。

一方、副交感神経は休息や回復に関わる神経で、「副交感神経優位」の状態では、心拍数や血圧が低下し、胃腸の働きが高まります。これは “OFF” のモードで、眠る前やリラックスしているときに活性化します。

私たちは24時間の中で、この2つの「交感神経」と「副交感神経」をバランスよく切り替えながら生きています。医学的にはこれを「自律神経のバランス」「ホメオスタシス(恒常性の維持)」と呼びます。

ところが…
現代社会ではストレスや生活習慣の乱れにより、交感神経ばかりが優位になってしまうケースが増えています。その結果、慢性的な肩こり、不眠、イライラ、胃腸不良といった不調が生じやすいんです。逆に副交感神経ばかりが優位になると、倦怠感や集中力の低下につながってしまいます。

ここで注目したいのは、自律神経の働きは「完全に自動的」ではなく、ある程度は自分で調整できるという点✨✨

たとえば、深呼吸や腹式呼吸は副交感神経を優位にし、体を落ち着かせます。ヨガのポーズや瞑想も、呼吸を通じて OFF”のスイッチを押す作用があります。

反対に、姿勢を正して大股で歩くことや、朝の光を浴びることは交感神経を活性化し、“ ON”のスイッチを入れるサポートになります。

つまり、自律神経の働きを理解し、日常生活で意識的に活かすことで、体調やメンタルをセルフマネジメントできるんです。


「なぜ寝る前にスマホを見ると眠れなくなるんだろう…?」

それは光や情報刺激で交感神経が優位になり、副交感神経に切り替わりにくくなるからです。


「なぜ緊張するとお腹が痛くなるんだろう…?」

それは交感神経で血流が消化管から筋肉へシフトするためです。


 

身体は決して曖昧ではなく、理屈に基づいたシステムで動いています。自律神経というONOFFスイッチを知ることは、健康を理解する第一歩であり、自分の身体をより科学的に、そして優しく扱うための大きな手がかりになります。



私達の身体って、素晴らしいですね。



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