7月7日。
年に一度、織姫と彦星が出会えるとされる七夕の夜。
その物語は、美しくもどこか切なくて、子ども心にも何かを感じさせてくれました。
でも、今のあなたにとって七夕とは、どんな日でしょうか?
実は七夕は、空に願いを放ちながら、自分の心の奥深くと向き合う日でもあるのです。
願い事に込められた本当の想い
短冊に願いを書くとき、
「何を書こう?」と迷いながらも、どこかワクワクした気持ちを覚えていたのではないでしょうか?
「ケーキが食べたい」「ヒーローになりたい」「ずっと仲良しでいたい」
そんな子どもの頃の願いは、心の純粋さそのもの。
それは、あなたの中に今も生きている「インナーチャイルド」の声です。
大人になるにつれ、私たちは現実的な願いを選ぶようになります。
でも、七夕の夜くらいは、心に正直になってもいいのです。
「本当は、もっと自由に生きたい」
「愛されたい」
「安心して呼吸したい」
そんな想いを、どうか否定せずに受け止めてあげてください。
インナーチャイルドとは?
インナーチャイルドとは、あなたの中にある「子どもの頃の記憶や感情」のこと。
寂しかった経験、うれしかった瞬間、認められたかった想い——
それらが無意識の中に今も残り、現在のあなたの感情や行動に影響を与えています。
インナーチャイルドを癒すことは、自分自身を受け入れ、愛することへの扉を開くことなのです。
星と心のつながり
古くから人は、星空と自分の心を重ねてきました。
夜空を見上げることで、自分の内側の静けさに気づくことができるからです。
星はただ輝いているのではなく、あなたの願いを受け取ってくれる“存在”でもあります。
星に願いを託すとは、自分の内側の光を信じるということ。
願いとは、宇宙に響かせる魂のメッセージなのです。
ヨガと宇宙の調和
ヨガでは、自分の中に「小さな宇宙」があると考えます。
呼吸を整えることで、心と体、そして宇宙と調和していく。
七夕の夜、星とつながる時間は、まさにヨガでいう「内なる宇宙と外の宇宙の統合」そのもの。
あなたが本来の自分に戻るための扉が、空の向こうに開かれています。
願いはあなたの光
この七夕、あなたはどんな願いを空に届けますか?
それは誰かの幸せでも、自分自身の解放でもいい。
どうか忘れないでください。
願いは、未来を創る光です。
星の光のように、あなたの人生の道をやさしく照らしてくれます。
そしてその願いが、本当のあなたに帰る道しるべとなりますように。
本当のあなたとは何者にもならなくて良い、自然体で美しい魂です。