最近、なんだかイライラしやすい。
よく眠れない、気分が落ち込む、焦ったりすることがある。
体の調子もなんとなくスッキリしない。
こんな不調は誰にでも起こる症状です。
それは、「自律神経の乱れ」が原因かもしれません。
その自律神経を整えるためにヨガは最適な方法です。
そもそも「自律神経」って何なのか?
自律神経とは、私たちの体の中で、
呼吸や心臓の動き、体温、消化などを自動で調整してくれている神経です。
この自律神経には、2つのタイプがあります:
・交感神経(こうかんしんけい):活動・緊張モードのときに働く(昼間やストレス時)
・副交感神経(ふくこうかんしんけい):休む・リラックスモードのときに働く(夜や安心しているとき)
この2つのバランスがくずれると、心や体に不調をきたします。
ヨガって、体にいいだけじゃないの?
ヨガというと、「体が柔らかくないとできない」と思われがちですが、本来のヨガは体だけでなく、心も整える方法です。
とくにヨガで行う「呼吸」や「体の動き」には、この自律神経を優しく整える効果があります。
どうしてヨガが自律神経に効くのか?
☑ 深い呼吸で、リラックススイッチが入る
ヨガでは、吸ったり吐いたりの呼吸をとても大事にします。
この呼吸がゆっくりになると、「安心のスイッチ(副交感神経)」が入って、心が落ち着いていきます。
☑ やさしい動きで、体のこわばりがほぐれる
ヨガの動きは、自分のできる範囲でOK。体が硬い、などの不安は一切関係ありません。
体や心の緊張をゆるめていくことで、気持ちも軽くなります。
☑ 静かに座る時間が、脳にとっての休憩になる
ヨガの最後には、目を閉じて静かに横になる時間があります。
それだけで、心と体が深く落ち着いて、「もう大丈夫かも」と思えることもあります。
難しいことはしなくて大丈夫
ヨガを始めるのに特別な道具も、柔軟性もいりません。
たとえば…
・ゆっくり3秒吸って、6秒かけて吐いてみる
・背筋をのばして、肩の力を抜いてみる
・静かな時間に、スマホを手放して深呼吸してみる
これだけでも、ヨガの時間となります。
もしあなたが今、「なんだかしんどいな」と感じているのなら、無理にがんばる必要はありません。
まずは、深呼吸してみてください。
それが、心と体の“スイッチ”を整える第一歩になります。
心身一如という言葉があるように、心と体はずっと繋がっています。
何かを得ようと努力することは大切ですが、結果に執着し過ぎると心身は疲弊します。
執着を手放して、自分を解放させて「何にもとらわれていない自分」を作ることも必要です。
その時間がヨガであり、自分を大切にする術となります。
適度な運動をし、栄養を摂取し、できるだけ質の良い睡眠を心がけましょう。
でも、ストイックになり過ぎたら、しんどい時もあります。
何事もバランスを心がけてくださいね。