こんにちは。いつもこのコーナーを楽しく読んでいます。
最近、くしゃみや大笑いをしたときに「ちょっと漏れてしまった…」ということがあり、気になっています。
特に外出先だと「あれ?もしかして」と不安になり、トイレの場所を気にすることが増えました。
同じ年代の友人に聞くと「わかる!」と共感してもらえるのですが、どこか恥ずかしくて本音では相談しにくいです。
年齢のせいだから仕方ないのかなと思いつつも、ヨガで改善できる方法があれば知りたいです。(54歳・女性より)
実は、私も同じ経験があるんです。くしゃみのときや、思いきり笑ったときに「あ…!」ってなること。最初はショックでしたし、誰にも言えないですし。でも調べてみたら、とても多くの女性が通る道なんですよね。
年齢や出産経験に関わらず、骨盤の底でハンモックのように内臓を支えている「骨盤底筋」がちょっと元気をなくしているだけなんです。だから「私だけ?」なんて思わなくて大丈夫です。
ヨガはこの骨盤底筋を、無理なく“目覚めさせる”のが得意。少しずつでも続けていくことで、安心して外出できたり、大笑いできたりする日常につながりますよ。
おすすめのポーズ:橋のポーズ(セツバンダーサナ)
- 仰向けに寝て、両膝を立てます。かかとはお尻の近くに。
- 息を吸いながら、ゆっくりとお尻を床から持ち上げます。
- 胸から太ももが一直線になるところで、呼吸を深く続けましょう。
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息を吐きながらゆっくりと背中を下ろしていきます。
(2の時、膝が開きやすい方は、太ももの間に丸めたタオルを軽〜く挟んでみてください。内太ももから骨盤底筋がキュッと閉じているのが分かります)
このポーズをすると、骨盤まわりやお尻の筋肉がじんわりと働きます。1日数回でも続けると、からだの変化を感じやすくなりますよ。
まとめ
尿漏れは「隠したいこと」ではなく、からだからのサインです。骨盤の底でハンモックのように内臓を支える「骨盤底筋」が、少し弱まっているなぁ〜という気づきなんです。
でも、あまりに完璧に対処しようとすると、逆にプレッシャーになってしまいます。
たとえば橋のポーズをしているときに、ちょっとお尻がプルプルして「プルプルしすぎじゃない?」と思わず笑ってしまうくらいが、ちょうどいいんです。
お友達と一緒にヨガをするときも、「ちょっと漏れちゃうかも〜」なんて冗談を言い合いながら取り組めたら、続ける力にもなりますよね。
私たちは、笑いながら取り組めることこそが、ヨガの一番の魅力だと思っています。もし、あまりにも豪快なくしゃみが出そうなときは、骨盤底筋群に全集中してくださいね。
ちなみに、めぐりヨガでは椅子に座りながら骨盤底筋群を鍛えられる無料ワークショップを開催します。妊婦さんのための内容にはなりますが、一般の方(妊婦さんじゃない方)も大歓迎です!
そういえば、男性も筋力の低下により、骨盤底筋群がゆるんできますよ。
大事な臓器を支えてくれている場所でもあるので意識して過ごしていきたいですね!
2025年9月24日(水曜)10:30〜 オンラインで開催します。
ぜひご参加くださいね。
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次回は、「がん予防」のお悩みについてご紹介します。