なんとなく寝つきが悪くなって、寝ようとすると頭の中に考え事がどんどん進んでしまいます。寝付きを良くするためにはどうしたら良いですか?
その「考えるごとのスイッチ」が入っちゃう感じ、とてもわかります。夜になると脳が「あれも確認しておこう」と動き出すんですよね。
実はヨガには「日中の緊張を夜に持ち越さない」ための、ちょっとした「切り替えスイッチ」があります。
まず試してほしいのは、「鼻呼吸の時間を意識的につくること」。
仰いで(できれば照明も暗めにして)、息を抜くときは「涼しい空気が鼻の通りに入ってくる」、吐くときは「温かい空気がゆっくり吸っていく」と感じてください。
この状態を数分リラックスと自律神経が「お、モードだ」と認識することができます。
余裕があれば、脚を壁にあげる「ヴィパリタカラニ(脚上げのポーズ)」もおすすめです。
血流が感覚とともに戻り、思考のスピードもゆっくりモードになっていきます。
「眠れない」の原因は、気持ちが弱いとかではありません。
脳の習性でもあります。
仰向けになったら呼吸に意識を向けて、 過去と未来にどうしようもなく何も判断せずにリラックスします。
心身という言葉があるように、心と体は繋がっています。
心を緩めるために体の力を行使して、体を脱力させるために心の緊張を手放します。
脳のリラックス習慣を「仰向けになったら眠くなってくる」というモードに切り替えられれば夜眠れるようになります。
次回は、「生理痛とヨガ」についてお届けします。