こんにちは。40歳の母です。
私には12歳の娘がいます。最近初潮を迎えたのですが、すでに生理痛がひどく、保健室に行くこともあるようです。
自分自身も若いころから生理痛に悩んできたので、娘の様子を見るととても心配です。
ヨガで少しでも改善できることがあれば、ぜひ教えてください。
ご相談ありがとうございます。
お嬢さまのつらさを見守るお気持ち、よく伝わってきました。お母さまご自身のご経験も重なると、なおさら心配になりますよね。
生理痛のつらさは、年齢に関係なく続く方は続くものです。思春期だけでなく、更年期まで長く付き合うことになる場合もあります。ですから、早いうちに「自分の体をいたわる方法」を知ることは、人生を穏やかに過ごすためにもとても意味があります。
ヨガには、生理痛をやわらげるための優しいアプローチがいくつかあります。
お腹をあたためる「ヨガ的ケア」
仰向けの合蹠(がっせき)のポーズ
両足裏を合わせて座るか仰向けになり、下腹部に手を当てて呼吸します。お腹の膨らみを感じながらゆっくり呼吸することで、子宮まわりの血流を促進し、緊張をゆるめます。
ねじりのポーズ(仰向けのツイスト)
仰向けになり、 両膝をそろえて横に倒し、腹部に穏やかな刺激を与えます。倒した膝下にクッションがあると腰回りのつっぱった感じも軽減します。数呼吸ずつ穏やかな呼吸を繰り返します。冷えや滞りを和らげる効果があります。
ヨガブランケットや湯たんぽでお腹を直接温める
ヨガのリラックスタイムにあたたかさをプラスしましょう。心身がほっと落ち着きます。
ヨガで「感じる力」を育てる
冷え・緊張・運動不足などで血流悪化を招き、痛みが増すこともあります。
まずは、生理痛を感じたとき、どう過ごすと少し楽になるか、自分の体の声に気づいていくこともヨガの学びです。
「今日はちょっとやめておこう」「今はあたためよう」といった自分で調整する力を、日々のヨガが育ててくれます。
無理をせず、呼吸を深め、体をいたわる時間を少しずつ持つ大切さに気づいていきましょう。
お嬢さまにとっても、お母さまにとっても、安心できる時間となりますように。
関連講座:キッズヨガ指導者養成講座
ヨガを通じて、「不調と上手につき合う知恵」を親子で一緒に育んでいけると素敵ですね。次回は「便秘改善」をテーマにお届けします。