藤井風さんのアルバム『Prema』を聴いていると、胸の奥が温まり、同時に深い静けさが広がっていく感覚を覚えます。
その背景には、サンスクリット語の prema(プレーマ) と śānti(シャーンティ) が示す、ヨガ的な「愛と静寂の関係」があります。
prema(プレーマ)とは ― 見返りを求めない愛
prema は、条件づけのない純粋な愛。
相手から何かを得るためではなく、ただ「在ること」を祝福するような、献身の愛です。
執着や恐れがほどけ、コントロールを手放したときに自然と立ち上がる、それが prema の質。
欲しいから愛するのではない。
すでに満ちているから、愛が流れ出す。
śānti(シャーンティ)とは ― 外から来ない内なる静けさ
śānti は、ヨガやマントラの中で繰り返される「平安」「安らぎ」を表す言葉。
ただ音がない状態ではなく、揺れがあっても中心が乱れない内的な静寂を意味します。
何も起きていないから静かなのではない。
何が起きても、静けさに戻れること。
prema と śānti の違い、そしてつながり
・prema:愛が「外へ」流れ出すエネルギー
・śānti:その愛が「内に」落ち着いた状態
多くの場合、私たちは「まず心を静めなければ愛せない」と思いがちです。
けれどヨガ哲学では、真の愛(prema)を生きるとき、結果として静けさ(śānti)が訪れると教えてくれます。
愛が条件や不安から解放されるほど、心は自然と穏やかになる。この順序こそが鍵となります。
藤井風『Prema』に流れるヨガ的メッセージ
『Prema』の世界には、二元的な価値判断を超えた視点が流れています。
認められる/認められない、足りる/足りないといった思考を越え、ただ「今の自分」に還ること。
そこにあるのは、情熱的に求める愛ではなく、
存在そのものからにじみ出る静かな愛。
聴くほどに、prema が śānti へとほどけていくのを感じさせる音楽です。
ヨガの実践としての「愛の先にある静けさ」
アーサナや瞑想、呼吸法の目的は、無理に心を止めることではありません。
自分への優しさ(prema) が深まるほど、
内なる平安(śānti) はあとから、静かにやってきます。
もし、
・うまく愛せていないと感じたら
・心が落ち着かないと感じたら
まずは「ちゃんとしなきゃ」とする力を、緩めてみてください。
その緩みの中に、prema が芽生え、やがて śānti が広がっていきます。
・prema:条件のない、満ちた愛
・śānti:その愛がもたらす内なる静寂
・愛は静けさの“原因”であり、静けさは愛の“余韻”
『Prema』が教えてくれるのは、
愛の先には、頑張らなくてもいい静寂が待っているということ。
本日の皆様の呼吸が深まりますように。
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「読むだけ」の癒やしから、「自分を生きる」確信へ。
プレマ(愛)・シャンティ(内なる平安)に触れ、心が満ちる時間はとても大切です。
けれど、その癒やしを一時的な安心で終わらせず、あなた自身の生き方へと深めていきませんか?
ヨガ指導者資格の取得は、単に教え方を学ぶことではありません。
それは「私はヨガとともに生きる人間である」と決めること。
自分の価値を、自分の手で再定義する旅のはじまりです。
何者かにならなくていい。
でも、自分を誇れる私で在りたい。
その想いを、資格という一生モノの財産へ。
そしてもし今、少しでも心が動いたなら、
それは「準備が整いはじめているサイン」かもしれません。
あなたが「自分を生きる」と決めるその瞬間を、
私たちは全力で支えます。























